2012年03月18日

「核を積極的に使え」 金正恩氏「お言葉」の波紋

 【追跡〜ソウル発】

 北朝鮮指導層で最近、「核」を前面に出した過激な外交思想が広まっていることが分かった。新指導者の金正恩氏が側近らに指示したものとされる。情報筋は、北朝鮮が韓国をターゲットに絞って「核」を絡めた恫喝と緊張緩和を使い分けながら食糧や経済、エネルギーの支援を引き出す動きを強めるものとみている。(ソウル 加藤達也)

 ■「核を使え」

 今年1月、金正日総書記の死後に訪朝、朝鮮労働党の複数の高級幹部と面会したA氏は、中国と米国、韓国でそれぞれ旧西側情報筋と接触した。

 A氏は金日成主席時代から北朝鮮の指導層の奥深くに出入りし、北の対外政策に関与してきた人物だ。A氏は「北朝鮮の権力層内部で出ている話」として、こんな情報を伝えたという。

 「金正恩大将は『金正日総書記の革命遺産である核をもっと活用しよう』というお言葉を発している。われわれは核の活用についてもっと積極的でなくてはならない」

 A氏は情報筋に対して「『核を積極的に活用すべきだ』などという主張は、金王朝との長いつきあいの中でも聞いたことがない」と話し、金正恩体制内部に広まる過激な外交思想に驚きを隠さなかったという。

 ■外交資源

 実は、対外政策に「核」を積極的に活用しようとする正恩氏の「お言葉」が把握されたのは、これが初めてではなかった。

 北朝鮮の軍の内部情勢に詳しい韓国在住のB氏が情報筋に伝えたところでは、金正恩氏は側近にこう言ったという。

 「われわれは金正日国防委員長が遺された核を持っているんだ。食糧は南(韓国)の連中に献上させろ」

 北朝鮮は「核」を韓国から食糧や経済、エネルギーの支援を引き出すための「外交資源」に使ってきた。そして、今後それをさらに強く押し出してくる。これが金正恩氏がいう「核の積極活用」の意味だと、B氏は考えているという。

 ■危機創出

 B氏は一方で、北朝鮮の軍指導層内部の状況から、正恩氏の側近内に2つの勢力があると伝えている。

 2つの勢力とは、党主導で外交部門に人材を集中させて対米、対日、対韓交渉を再構築して問題打開を図ろうとするグループと、「核」を背景に超強硬な方針で対外関係を牽引しようとするグループだ。

 「両勢力はそう遠くない将来、決定的な権力争いに突入する可能性がある。その際、正恩氏は両勢力の間に立って調整するだけの政治力があるかどうか。それが心配だ」

 B氏は情報筋にこう指摘したという。

 ■恫喝激化

 正恩氏が「核」の積極活用を口にしているとすれば、正恩氏がすでに強硬派の意向に同調している可能性がある。

 「核」を背景に超強硬な政策遂行を主張する側近は李英浩(リ・ヨンホ)朝鮮人民軍総参謀長だとみられる。

 李総参謀長は2月16日、金総書記の誕生70周年に行われた金正恩氏に忠誠を誓う儀式の演説で金総書記の業績を賞賛、「核保有国」を強調した人物だ。

 情報筋は北朝鮮が今後、李総参謀長が指揮下で「核の値段」のつり上を狙い、さまざまな恫喝をしかけてくるとみている。

 ■対韓工作

 北朝鮮は「核の値段」を高める一方、今年12月の韓国大統領選挙に向けて安保上の緊張感を高め、韓国有権者に「戦争か平和か」の選択を迫って親北的な政権を誕生させる対南工作を継続している。

 北朝鮮の官製メディアは最近、日米韓の対北政策や軍事動向をとらえ「核戦争」という言葉まで使って非難を繰り返している。

 情報筋は、北朝鮮が今後3度目の核実験や弾道ミサイル発射、さらには武力を伴う挑発など複数の“危機カード”を組み合わせてより大きな脅威を創出し、不安感を煽る戦術に出るだろうと予測している。

 一方、李明博政権の末期を迎えた韓国の政治や世論は保守から左派・革新へと潮流を変えようとしている。親北政権が誕生すれば、韓国から北朝鮮への各種の支援は容易になる。

 南北関係は、韓国内の親北傾斜と北朝鮮による危機圧力によって韓国が北朝鮮に支援を出す方向に推移している。

 ■スポンサー

 北朝鮮は今年2月に北京で行われた米朝高官協議で24万トンの栄養補助食品の支援と引き替えに寧辺の核施設でのウラン濃縮活動や核実験、ミサイル発射のモラトリアム(一時停止)と国際原子力機関(IAEA)要員を受け入れると表明した。

 北京の合意で本格的な食糧支援という目標に一歩近づいた中で、実験などの「核」恫喝を実行すれば米国の反発を招いて支援が再び閉ざされることになる。北朝鮮はそんなことをするのだろうか。

 哨戒艦撃沈事件や延坪島砲撃の後の社会状況から、北朝鮮が挑発に踏み切った場合、韓国世論は短期的には反発するが中期的には南北関係の平和・安定志向に振れる。

 その際、韓国に革新・進歩政権が出現していればなおさらのことだ。李明博政権の北朝鮮政策は日米との共同歩調を取るが、左派・革新系政権が誕生すれば、「脱米入北」現象が起きる可能性は少なくない。

 「韓国は与しやすい」と判断すれば、北朝鮮は“スポンサー”を米国から韓国に乗り換えて支援を引き出し、当面の体制維持に動くとみられる。北朝鮮は金正恩氏の「お言葉」通り、「核」の積極活用を着々と進めているのだ。

引用元:Yahoo!JAPANニュース



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北「衛星」打ち上げ公開へ、海外専門家ら招き

 【ソウル=門間順平】朝鮮中央通信は17日、4月の「人工衛星」打ち上げに際し、海外の宇宙科学技術部門の専門家と記者を基地に招き、衛星打ち上げの模様を公開すると報じた。

 17日の同通信は「100%国産化された衛星の打ち上げは、宇宙強国の地位に堂々と上ったことを示すものだ」「(金正日(キムジョンイル)総書記と後継者の金正恩(キムジョンウン)氏の)賢明な指導の結実」などと話す国家科学院幹部の話を伝えた。

引用元:Yahoo!JAPANニュース



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