2012年06月30日

<シリア>挙国一致政権樹立などアナン特使提案へ

<シリア>挙国一致政権樹立などアナン特使提案へ

毎日新聞 6月30日(土)11時50分配信

 【ニューヨーク草野和彦】シリア情勢の打開を目指す米露など関係国による閣僚級「連絡グループ会議」を30日にジュネーブで開催するアナン国連・アラブ連盟合同特使は、29日付米紙ワシントン・ポストに寄稿し、現政権と反体制派による挙国一致政権の樹立など、会議参加国に提示したシリアの政権移行のロードマップ(行程表)の概要を明らかにした。

 アナン特使は会議が成功しなければ、事態は「すぐに取り返しのつかない状態になる」と危機感をあらわにし、参加国の協力を強く訴えた。一方で政権移行や安定の妨害を続けるものは「除外される」と強調。さらに政権移行には国民対話や憲法改正だけでなく、「自由で公正な」複数の政党による選挙が含まれると指摘した。バース党の一党独裁体制を事実上、見直すように迫っている。

 また、自らの調停案について、多くの「外部勢力」が表面上は支持しながらも、「相互不信」のために異なる思惑で動いていると主張。結果として、政権側と反体制派の一部に「暴力だけが唯一の選択肢」と思い込ませていると批判した。欧米と中露が分裂し機能不全状態の安保理や、アサド政権を支えるイラン、反体制派に武器を供与するアラブ諸国を指すとみられる。

 その上で特使は会議参加国に「一致した行動」を迫り、名指しは避けつつもアサド政権への「団結し、持続的な圧力」と「調停案を履行しない場合の結果」を求めた。安保理制裁決議などを念頭に置いているとみられる。

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